Monday, January 28, 2008

重力ピエロ - 伊坂幸太郎

レイプの結果できた息子「春」。産む決断をした夫婦はすごい。その後の育て方もすごい。

重いテーマのはずなのだが、みんな言っている(らしい)ように、筆致が軽やか。この手の「ミスマッチ」は非常に好み。「大事なことはあっさり言わなきゃ」みたいなことをどこかで(『オーデュボーンの祈り』だ)言っていたけど、同感。

重力ピエロ (新潮文庫)重力ピエロ (新潮文庫)
伊坂 幸太郎

ラッシュライフ (新潮文庫) オーデュボンの祈り (新潮文庫) アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫) 陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫) グラスホッパー (角川文庫 い 59-1)

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『オーデュボン』の「文法」は未知だった。『重力ピエロ』は、若干「普通」のミステリに近いのか、な?普通に食べていいのか、違う食べ方しないといけいのか、のみこんだ後に迷った、というところか。

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