Thursday, July 24, 2008

偽善エコロジー 武田邦彦

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書 (た-5-1))
偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書 (た-5-1))武田 邦彦

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関連本リストに載っている本もそのようだが、内容に比べてタイトルが(そして小見出しも)扇動的すぎるかもしれない。(小見出しで、「ダイオキシン」が「危なくない」と「判定」され、「割り箸を使わない」のは「ただのエゴ」と「判定」されると、ぎょっとする。)「トンデモ」系かもと思ったが、新書のタイトルはあおり過多な傾向があるし、家電リサイクル法などなどのウサンクサさや京都議定書の効力への疑念は感じていたので、買ってみた。

話の筋道は通っていて、納得がいくものだった。局所的に見ていてはダメだというのはその通りだし(でも全てを知ることは絶対できないのだけれど)、個人としてはリサイクルを免罪符に新しいものを買うのではなく物を大事にするという態度が必要というのも至極まっとうな考えだと思う。何より「踊らされない」心構えが重要だと思う。

国や大企業が言っていることは鵜呑みにしないようにしようと思っていたのだが、それでも鵜呑みにしている事柄が多かったのに自分でびっくり。あまりにびっくりしてこの本のすべてを「鵜呑み」にしないよう自戒はしたが、検証すべきポイントを頭にいれておくためにも、一読の価値はある。レビューも参考になった。

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すでに物議をかもしている人だったようだ。ご本人のサイトもよく読んでみよう。たかじんにも出ていたらしい(出演時の主張を完簡単にまとめている方がいた。本書での主張も同様)。たまにはテレビも見ないとあかんかしら。

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