Friday, May 4, 2007

深追い - 横山秀夫

三ツ鐘署を舞台とした短編集。
それぞれの「主役」はヒーローではないけれど、へたれでもない。
話もすっきり爽快ではぜんぜんないけれど、重苦しいわけでもない。冷めてもいないけれど、ウェットでもない。
ちょうどいい感じ。

最後の「人ごと」が特によかった。

横山さんは『半落ち』がものすごく面白かった。
ストーリーが私にとっては衝撃的だったのだが、今にして思えば、こんなふうに「ちょうどいい感じ」に地味なところも、気に入った理由のひとつだったかもしれない。

★★★★☆

深追い (新潮文庫 よ 28-1)
深追い (新潮文庫 よ 28-1)横山 秀夫

新潮社 2007-04
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