Sunday, June 15, 2008

時をかける少女 〈新装版〉 - 筒井康隆

角川文庫初版は昭和51年(1976年)。おお、30年以上前か!

もう少し詳しく見てみると:
  • 1965年、「中学三年コース」の1965年11月号にて連載開始、「高一コース」1966年5月号まで掲載。(全7回)。当時の挿画(イラスト)は石井治による。
  • 1972年、鶴書房盛光社のジュニアSFシリーズから刊行、後に鶴書房のSFベストセラーズとして刊行。
  • 1976年、角川書店から文庫版が刊行(ISBN 4041305101)。
  • 1997年、ハルキ文庫(角川春樹事務所)から刊行(ISBN 4894563061)。
  • 2006年、角川書店から新装文庫版が刊行(ISBN 4041305217)。(Wikipediaより)
「中学三年コース」連載か。懐かしい。でも1965年は無理。まだこの世にいなかった。1983年の原田知世主演の映画版は知っているけれど、見ていない。

というわけで、どんな話か知らなかった。<新装版>ということで買ってみた。昔の作品を読むといつも感じるセリフ回しへの違和感は、この作品でも若干感じたが、それはまあしょうがない。なにせ30年、「中三コース」登場からだと40年以上たっている。

短編だったのが意外。軽めのお話として十分楽しめた。SFとしてはシンプルすぎる気もするけれど、短編としてよくまとまっていると思う。

他2編収録


時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)
時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)筒井 康隆

おすすめ平均
stars古典としての意義は認めるけれど
starsシャムネコ37 "仙猫子" さんに全く同感
stars日本文学史上の傑作の一つ
stars元祖 時かけ★
stars少女時代の“魔女おばさん”に何が起こったか? 永遠のジュブナイル。

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