Friday, May 29, 2009

打ちのめされるようなすごい本 - 米原万里

この間読んだ『他諺の空似』がものすごく面白くて、改めて、もう亡くなってしまったのが惜しまれた。勢いがついて読んだのがこちら、『打ちのめされるようなすごい本』。

この書評集を読むと、米原さんがいかに「本好き」かが分かる。脱帽ものの読書量と経験に裏付けられた言語能力と観察力。

米原さんの書評を読むと、読んだことがない本なら、好みじゃないことが分かってもどこか気になって読みたくなってくるし、読んだことがある本なら、うまい表現に「そうそう!」と嬉しくなったり(悔しくなったり)して読み返したくなる。当時の社会情勢も思い出されて一石二鳥。でも、読書欲を抑えるのが大変だ!

打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)
米原 万里

他諺の空似―ことわざ人類学 (光文社文庫) ユリイカ2009年1月号 特集=米原万里 言葉を育てる―米原万里対談集 (ちくま文庫) パンツの面目ふんどしの沽券 (ちくま文庫) 遺伝子が解く!万世一系のひみつ (文春文庫)

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嬉しくて悔しくなったのは:
オリバー・サックス『手話の世界』
恩田陸『ドミノ』
奥田英朗『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』(でも『最悪』は・・・)
池田裕二『記憶力を強くする』

読みたくなったのは・・・書き切れません!

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