Sunday, May 17, 2009

黒影の館 - 篠田真由美

久~~~~しぶりの「桜井京介の事件簿」シリーズ。京介のあの「エキセントリック」な性格ができあがった背景がちらっと示される京介の少年時代のエピソード。全体としては、30代の神代氏の気持ちのよさが前面に出ている感じ(美春みたいだね)。

篠田さんご本人もおっしゃってるけど、もう「本格」とかあんまり気にしないで、のびのび描いてある感じですね、確かに。

本作は、ミステリ成分も含めて、まだ話が途中なので(次が最終巻だそうだ・・・)、判断保留。この前作と、次作は読んでおきたいとこですね。

柄刀さんとか「美しく」決まるトリックは好きだけど、それほどトリックを解いてやろう!とか意気込む性質(たち)ではないので、物語として面白ければなんでもよいです。

それにしても、「本格」とか「新本格」とか盛り上がっていたのは、ついこないだのような気がするのに・・・いつの間にかあんまり聞かなくなってたね、このターム。なつかしい。

黒影の館 建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社ノベルス)
黒影の館 建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社ノベルス)篠田 真由美

おすすめ平均
stars「桜井京介」を救えるか?
stars桜井京介の少年時代

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この京介の少年時代が語られることになった経緯は、前作のエピソードからの続きらしい。これが未読だったので(本作の中心を読むのに影響はないとはいえ・・・)、どのくらい読んでなかったんだろうと気になった。ちょっとウィキってみると:

『建築探偵桜井京介の事件簿』シリーズ
  • 未明の家 1994/04 講談社ノベルス
  • 玄い女神(くろいめがみ)1995/01 講談社ノベルス
  • 翡翠の城 1995/011 講談社ノベルス
  • 灰色の砦 1996/07 講談社ノベルス
  • 原罪の庭 1997/04 講談社ノベルス
  • 美貌の帳 1998/05 講談社ノベルス
  • 仮面の島 2000/04 講談社ノベルス
  • 月蝕の窓 2001/08 講談社ノベルス
  • 綺羅の柩 2002/08 講談社ノベルス
  • 失楽の街 2004/06 講談社ノベルス
  • 胡蝶の鏡 2005/04 講談社ノベルス
  • 聖女の塔 2006/07 講談社ノベルス
  • 一角獣(ユニコーン)の繭 2007/6 講談社ノベルス
  • 黒影(かげ)の館 2009/1 講談社ノベルス
4冊(ぐらい)抜けてる!ひえぇ。。。まあ、うちの近所の本屋がノベルズの品揃え悪くなったのが痛い。最寄の B・・・1st も規模縮小したし。アマゾンしかないのかねぇ。

*そういえば、昨日、アマゾンの誤配があった。しかも、うち宛てのがよそに誤配されて、その人が持ってきてくれた。うち宛のでそういうことあると、肩身せまいんですけど、ホントに。今の担当の人、いろいろダメだな・・・

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